コロナウイルス葬儀

コロナ禍でのお葬式スタイル

Surgical face maskを付けている二人の男女スタッフ。

去年(2020年)から全世界で猛威を振るっているコロナ禍の中、皆様いかがお過ごしでしょうか?

札幌では先月の6月20日に非常事態宣言が解除されましたが、不要な外出の自粛要請はまだ続いています。

特に酒類を提供している飲食店の方々は、夜7時までしかお酒を提供できないので、大変な思いをしていると思います(心中お察し申し上げます)。

早くこのコロナ禍が落ち着いてくれることを願っております。

さて、今回のブログでは、そのコロナ禍でのお葬式スタイルの変化についてお話をしたいと思います。

主流の家族葬は、より少人数化

まず、コロナウイルスが流行する以前から、お葬式のスタイルは家族葬が主流になっていたことは、皆様ご存知かと思います。

しかし家族葬と一言でいっても様々なスタイルがありまして、本当の家族だけで行う家族葬は少なく、親戚も集う家族葬が主流でした。

しかし、コロナウイルスが日本でも本格的に流行しはじめた去年(2020年)から、日本全国に非常事態宣言が発令されて以降、「本当の家族だけ※」で行う家族葬が主流となりました。

※伯父さん(叔父)伯母(叔母)さん従兄弟等の傍系の親戚は一切呼ばないということ。

これは故人の兄弟姉妹からしてみると、大変つらい事だったと思いますが、ご遺族様にとっても、致し方のないこととはいえ、苦渋の決断だったと思います。

2021年は会葬人数が若干回復

今年に入ってからは、コロナ禍に対する一種の慣れやワクチンの開発などが進んだ影響で、去年よりは若干人数の多い家族葬に戻ってきました。

しかし、これは札幌市内や近郊に住んでいるご親戚に限ってのことで、道内でも遠方にお住まいだったり道外のご親戚の方々は、いまだ会葬に訪れることができないのが現状となっています。

泣いている老人。

コロナ禍での一般葬

札幌ではコロナウイルスの非常事態宣言が発令されたり解除されたりが繰り返されていますが、実はその解除されている期間は、一般の弔問客も訪れる、所謂「一般葬」も行われていました。

非常事態宣言が解除されたとはいえ、不要外出は極力自粛な事には変わらないので、特に一般葬においては、今まで以上に注意を払い、そして大きな変化を求められました。

コロナ禍での一般葬の変化

どの様な変化があったかということをご説明する前に、北海道ならではのお葬式スタイルについて、ちょっと補足のご説明をさせていただきます。。

北海道の一般葬スタイルは、ご親戚以外の弔問客もお通夜が終了するまで式場に残っているのが、ごく普通となっています(というか、わたしも含め皆当たり前にそう思っています笑)。

そのようなことから、会葬者の予想人数を見越した広さの式場で、お葬式を行うことが一般的となっています。

北海道の人は「なに当たり前の事言ってんだ?」と思っていると思います(笑)。

しかし、昔ながらの本来のお葬式スタイルは、一般の弔問客は受付で香典を渡し、自分で「芳名録」と呼ばれる会葬者名簿に自分の名前を記入して、ご焼香をして帰るというスタイルが主流でした(本州では)。

※北海道では香典を持参したご本人が自分で記入する芳名録は一般的ではなく、受付の方が香典帳に記入してくれます。これが北海道では芳名録変わりとなります。  

原点回帰?昔ながらのスタイルに変化

ここまでご説明して、何となくおわかりいただけたかと思いますが、そうです、コロナ禍が始まってからの札幌の一般葬スタイルは、昔ながらの(本州の)一般葬スタイルに変化(回帰)したということなんですね。

つまり、一般ご会葬者はお通夜前のあらかじめ決められた時間内に受付を済ませ、ご遺族にお悔やみを述べた後、式場内に設けられたお参り処でご焼香、その後通夜には参列せずにそのまま解散という、お葬式スタイルになったということです。

これならば人の流動線もしっかり確保でき、ソーシャルディスタンスにより配慮できるようになります。

そしてお通夜式は身内だけで行うこととなります。

1日でも早い終息を祈願

このように、お葬式のスタイルも従来の北海道のスタイルとは違うやり方を強いられ、一般ご会葬者の皆様には何かとご不便とご迷惑をおかけしておりますが、何卒ご協力賜りますようお願い申し上げます。

コロナ禍が収まっても衛生管理を徹底し、また従来通りのお葬式ができるよう努力してまいりたいと思います。

そして何よりも、皆様のご健康が守られますよう心よりお祈り申し上げます。

お辞儀をしている葬祭ディレクターの男と女

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